第42回 中学入試 ~なめたらあかん!その①~

中学入試 ~なめたらあかん!その①~ 

 夏休みが近づくとともに、受験まであと半年となりました。いよいよ受験勉強に拍車をかける時期です。

 ところで、いまだに開邦・球陽中の受験についてこんな質問を受けることがあります。

①内申点(学校の成績)はどれくらい必要ですか。

②英検を勉強したら合格にどれくらい有利ですか。

③面接で落ちることはありますか。

④うちの子は作文が得意で国語に自信があるが、算数は苦手です。数検の勉強をさせた方がいいですか。

⑤うちの子はそろばんが得意で算数に自信があるが、国語が苦手です。特に漢字が苦手だが、どうしたらいいですか。

⑥コンクールや学習発表会で賞をいくつももらっているが、合格にどれくらい有利ですか。   

など

 これらは、あまりにも中学受験を知らなさ過ぎる質問です。学校の成績、英検や数検の級、そろばんの段位、賞状の数、ましてや面接で上手に話せるかなど、これらが合否を左右するようなことはありません。試験の結果がすべてです。

 開邦・球陽中の建学の目的は何でしょうか。所謂、お利口さんのための学校、他の公立よりは上等な学校にすることが目的でしょうか。いや、もちろん違います。県外難関大学の合格者を増やすことが唯一の目的です。

 どこの学校にだってそれぞれ特性があり、良いところがあります。スポーツが強い学校、文化活動や地域活動が盛んな学校、資格取得に強い学校。そして学校の良し悪しは、他人の評価や噂で決めるものではありません。その学校を選択する目的が何であるかで決めることです。開邦・球陽中は学力を第一とし、旧帝大を含めた県外難関大学の合格を目指す生徒が志望する学校です。それを忘れてはいけません。