受験はゴールではない
受験シーズン真っ只中。昨日から沖縄でも県立高校の入試が始まりました。合格発表の日は我々も緊張しますが、受験生を持つ親御さんはその比ではないでしょう。たしかにお子さんの人生にとって、受験の結果は大きなターニングポイントとなります。しかし、それはあくまでも人生の通過点に過ぎません。
私がこの仕事する中で、最も危惧していることの一つは、受験が終わると「燃え尽きてしまう親子」が出てくることです。これは特に中学受験で見られます。
中学受験では子ども以上に親の方が前がかりになりがちです。これ自体は決して悪いことではありませんが、「親が必要以上に子どもの成績や合否に一喜一憂しないこと」を心がけなければなりません。気を付けないと、親子共々受験で疲れ果ててしまいます。
中学生活が始まれば、また一からのスタートです。中高一貫校に進学すれば、授業のスピードが速いため、うかうかしているとすぐにおいていかれます。公立中に進学すれば、3年後には受験があり、次こそはリベンジを果たさなければなりません。どちらにしても、燃え尽きている場合ではないのです。
だから、私は子どもたちに強く訴え続けています。
「受験はあくまでも通過点。ゴールではない」
「合格してもおごるな!失敗しても顔を上げろ!常に先を見ろ!」
燃え尽きない子どもに育てていきましょう。