「ガンバレ、お父さん」(その3)
~お父さんこそ、計画的に受験と向き合おう~
昨今SNSの普及により、巷には多種多様、玉石混交入り交じった受験情報があふれております。そして、今も昔も変わりませんが、その情報収集の中心はお母さんが担っておられます。かたやお父さんの方はというと、お母さん経由で情報収集されるのがほとんどではないでしょうか。
・同じクラスの○○さんはもう進学塾に入っている
・隣のクラスの●●君は模試で何番になった
というように、お母さんは学校のママ友との会話を通じて、他人の子供の受験話に触れる機会が多くなります。そのため、お母さんほど他人の子供と自分の子供を比べて、無用な焦りを感じがちです。気持ちは理解できますが、受験は他人がしているから始めるようなものではありません。
受験勉強は足かけ何年という時間をかけ、志望校に必要な学力を養っていくものです。そのためには簡単に音をあげない心構えを醸成していく時間と訓練が、親子共々必要となります。子供が弱音を吐いたら、親がキレて、子供を見放す。そして結局、受験を投げ出す。よくある話です。こんなことにはなりたくないですよね。
受験の本質は、「他人との戦いというよりは、自分との戦い」です。当たり前のことを当たり前にできるまで、日々辛抱強く、耐え抜かなければなりません。
それは、子供だけではなく親の方にも言えることです。お父さんこそ、周りに流されず、計画的に子供の受験と向き合ってほしいと思います。