第33回   子供の体調管理は親の責務

子供の体調管理は親の責務

受験前の大事な時期に体調を崩し、そこから一気に成績が落ちてしまう生徒がいます。スポーツに限らず、受験も「心技体」のバランスがとても大切です。特にこれからの時期は、休みの日にも学校行事があったり、塾の対策授業があったりと、普段のリズムを維持しながら勉強に励むことは簡単ではありません。

今回は受験生の体調管理について、親御さんが注意すべきことをアドバイスさせて頂きます。お子さんがベストの状態を維持して受験できるよう心を砕いて下さい。 

(1)休みの日でも規則正しい生活をすること。入試は朝から始まります。夜型の頭では試験本番で役に立ちません。

(2)不必要な外出や人混みはさけること。率直に申し上げれば、初詣もさけるべきです。もし合格祈願をするならば、年内の人気の少ない時に行かれるといいでしょう。

(3)インフルエンザの予防接種を受けること。インフルエンザにかかると、長期離脱を余儀なくされます。予防できることは手を打っておきましょう。

(4)それでも体調不良になった場合は、しっかり休んで完全に治すこと。真面目な子ほど我慢をし、無理をしてしまいます。小さな体調の変化を見逃さないよう気をつけて下さい。

(5)試験当日に体調不良である場合は、迷わず別室受験を希望すること。前もって学校に問い合わせておくと安心です。遠慮して他の生徒と同じ教室で受験する必要はありません。屋宜塾では過去に別室受験をした生徒が数名いますが、全員志望校に合格しています。子供の不安を取り除いてあげることが肝要です。