開邦中・球陽中を目指すこととは

 現在、新年度生募集の入塾テストを実施していることもあって、日々受験に関する様々なご相談やお問い合わせを頂いております。(入塾テストは、普天間校=毎週金曜日、那覇本校=毎週土曜日で2月まで実施しております)

 

 特に照会で多いのは、開邦中・球陽中の受験に関するものです。合格するのはどれくらい難しいのか、何年生から受験勉強を始めたらいいのか、など。今回はこのことに関して、私の見解を申し上げたいと思います。

 

 ご承知の通り、今年度の県立中の入試倍率は、開邦中13倍、球陽中9倍(前年度は開邦中12倍、球陽中は10倍)という、前年度同様、大変高いものとなりました。試験問題は前年度に比べると少し易しくなりましたが、とはいえ、難関私立中の入試問題と比較しても遜色のないレベルが維持されています。

 

 もはやこの両校は、県内最難関の中学校と言って過言ではないでしょう。

 

 つまり、開邦中や球陽中を志望することは、県内最難関の中学を目指すことであり、合格するためには県内トップレベルの実力が必要ということです。

 

 学校で成績が良いとか、検定資格をいくつも持っているといったことは、トップレベルの入試では通用しません。本気で合格を目指すならば、できるだけ早くから本格的な受験勉強を始めることが不可欠です。

 

 そして、私が皆さんに最も申し上げたいことは、開邦・球陽を目指すならば、決して中学受験で終わらせないことです。開邦中・球陽中に進学できるのは、合わせてもたったの80名。一握りの人しか合格のチャンスはありません。

 

 一方、開邦高の定員は160名(学術探究科)、球陽高は280名(理数・国際英語科)、合わせて440名に合格のチャンスがあります。今回、開邦中・球陽中に受験された方が864名ですから、その半分以上の人にまだチャンスがあることを忘れないで欲しいのです。

 

 開邦中・球陽中の受験に臨むならば、高校受験までを視野に入れて目指すことです。それならば、開邦中・球陽中にチャレンジした多くの人にチャンスがあり、決して目標を見失うことなく、次に進むことができるでしょう。

塾長 屋宜成芳