「子供に頑張らせる声かけとは」
こういう話を聞いたことがあります。
「好きな絵を描いていいよ」と言いながら、あれこれ先回りして注意をしてしまう。すると、相手は委縮して、結局何も描けなくなってしまった。
夏休みの宿題なんかで、親が思わずやってしまいそうな“あるある”ですよね。
「上手く描けたけど、この色はこう変えるともっといいんじゃない」とか
「とてもいいと思うよ。でも、少しさびしい感じがするから、これを描き加えたらもっと良くなると思うよ」
このように、まずは子供の頑張りを褒め、その上で具体的なアドバイスをすると、子供も素直に親の言うことを受け入れてくれます。
これは普段の勉強でも同じことです。できるだけ子供に考えさせ、子供なりの完成形をつくらせて下さい。忙しい時はなかなか難しいかもしれませんが、親があまり先回りして注意すると、子供は自分で考えることを放棄してしまいます。
子供が「分からない」と来たら、「あと10分考えてみよう。それでも分からなかったら教えるよ」というくらいの余裕をもって、子供への声かけを考えてみてはどうでしょうか。