「テストは成長のきっかけに」
新学年となり早4か月、塾でも実力テスト(中学校では学校の定期テスト)が実施されました。保護者の皆様もお子さんの得点や順位に一喜一憂されていることでしょう。「よくやった!」「何だ、これは!」「他の子は何点だった?」という会話が聞こえてきそうです。
お子さんの得点や順位に関心が向くのは分かりますが、ただそれだけで終わってはいけません。入試まであと何年、何か月とあります。今日が入試の日でない以上、テストから学ぶことはたくさんあります。うまくいったこと、うまくいかなかったこと(課題と弱点)を学ぶきっかけとなるのが、テストの最大のメリットです。
テストが良くても悪くても、結果そのものの話はほどほどにしておきましょう。良いからといって、必要以上にほめそやしたり、悪いからといって、しつこく責め立てたりはご法度です。ましてや他者と比べるなんて、一番子どもの気持ちを挫くことになります。
比べるならば、昨日の自分と今日の自分。うまくいったことは継続し、うまくいかなかったことはどうするか、そうやって、具体的な次の目標を共有しましょう。入試まで子どもは、「一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩さがる(365日のマーチ)」なんてものですから、いちいち腹を立てていては身が持ちませんよ。
私は40年近く、何千という受験の成功と失敗に関わってきました。だからこそ、言えることがあります。
歩みを止めない限り、いつか必ず成功すると!