「算数・数学は例題ができればよい」
タイトルにあるとおり、「算数・数学は例題ができればよい」というのは極端なことを言っているのではなく、私の率直な考えです。
算数・数学の問題ができない場合、その原因の多くは、基礎的な知識の欠如にあります。または、基礎的なテクニックを使う練習が不足しているため、知識として思い出せないというのがほとんどです。だから解説を読んでみてもピーンとこない・・・、つまり「分からない」となるのです。
普段、算数・数学と身近に接していない親御さんならば、なおさら算数・数学の知識を忘れています。子供に質問されても、一体、どこでつまづいているのか、どう教えたらいいのか、と途方に暮れてしまいます。
そこで、そんな時に最も頼りになるのは「例題」であり、その「解説」です。
いかなる問題集・参考書でも、基礎問題の前には例題があり、この例題の解説が最も分かりやすく、丁寧です。まずは、お子さんにこれを暗記するまで反復させて下さい。そして、親御さんは例題を教えてあげられるように、一緒に勉強してみて下さい。
難関校の入試の問題でさえ、基礎・標準が7割、応用が3割と言われています。そしてそれらは、6割ほど取れれば合格点です。なにも難しい問題ができなくても、十分合格点は取れます。例題レベルが完璧ならば何とかなります。
先日お話した親御さんの中には、ユーチューブの算数授業を参考に教えているという方もいらっしゃいました。これも今の時代ならではですね。
さすが!最近の親御さんはちがうな、と頭が下がります。