開邦中・球陽中入試まであと1か月
県立中学の入試が来月の8日(土)に控えています。残り1か月。いよいよ沖縄県中学入試の開幕戦です。開邦・球陽中の入試も今年で4年目となり、問題の傾向も固まりつつあるようです。
この入試の大きな特徴は、そのほとんどが記述問題で占められていることです。したがって、記述問題に対応できる、いわゆる『国語力』が必要とされます。ただし、たくさん本を読む人、作文の上手な人が有利かというと、そう単純なものではありません。受験で求められる『国語力』には、さらに必要なものがあります。
それは『知識と経験』です。入試問題で求められることは、作文のように自由に意見や感想を述べることではありません。求められている答えに至るためには、必ず『知識』が前提となります。
実際に出題された問題を例に挙げて説明してみましょう。
算数では、「円の中の正多角形の面積を求めよ」という問題が出題されました。ただ、面積を答えるだけでは正解になりません。その答えに至った過程を説明することが、正解の条件になっています。
社会では、「元の襲来によって、鎌倉幕府はどうなったか(70字以内で説明)」ということを説明させる問題が出題されました。元寇での御家人の戦いぶりや戦いの結果、幕府の力がどのように変化したかを説明しなくてはいけません。
いかがですか?かなりの知識が必要ですよね。
これらの問題に対処するには、『知識』を活用できる『国語力』がいるのです。そして、その『知識』を生かすためには、同じような問題を『経験』していることも重要となります。
子供たちは未知の問題に遭遇するとどうなると思いますか?ほとんどの子供たちがフリーズしてしまいます。思考がストップし、茫然とします。さらに、後に続く問題までもできなくなることがあるのです。
そうならないためにも、屋宜塾生たちは様々な知識を身に付け、経験を積んでいます。しかし、無尽蔵に知識を叩き込み、問題を解かせるわけにもいきません。問題を厳選するために、日夜先生たちの方が生徒の何倍も問題を解いています。
来月は屋宜塾入塾テスト(H31年度生)の受け付けを開始します。我々と一緒に、受験で勝てる『知識と経験』を磨いていきましょう。