「受験勉強と部活(習い事)は両立できるのか」
1月・2月入塾テストも終了し、新学期に向けた準備も整いました。これまでに多数のご応募を頂き、ありがとうございました。なかには予約でいっぱいになったクラスもあり、折角のお問い合わせをお断りした皆様には、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。これに懲りず、どうかこれからも屋宜塾を宜しくお願い致します。
さて、この2か月におよぶ入塾テストの間、たびたび受けた質問が、表題にある「受験勉強と部活(習い事)は両立できるのか」というものでした。私の答えは“はい”でもなければ“いいえ”でもなく、それは“人によりけり”ということです。
一言で「両立」といっても、考え方は人それぞれだと思います。例えば、塾も部活も真面目に休まず、最後まで通い続けることができれば、それは「両立」したと考える人がいます。一方で、受験では思うような結果を得られなかったとしたら、または部活でレギュラーになれなかったとしたら、世間はそれを両立したとはみなしてくれません。
受験も部活(習い事)も結果を出せる人の大半は、一つのことに専念している人だと思います。さらに言えば、専念しても成功できる人は一部であり、多くが涙を飲んでいます。
しかしながら、けっして「両立」を否定するつもりはありません。両立とは程度の問題だと思います。受験勉強のかたわら、部活や習い事に通う。それが趣味や気晴らし程度のものならば、子供のストレス解消にも必要なことでしょう。専念しないと難しい部活(習い事)とは、土日のほとんどが練習や試合に奪われるようなハードなものを指しています。受験生ともなれば、土日も塾で受験対策するのが普通ですから、いずれどちらかしか参加できなくなります。
では、ハードな部活(習い事)をしながら、難関校に合格した人はいないのかというと、そんなこともありません。屋宜塾生でも少数ですが存在します。最近の例でいうと、12月まで野球の試合にレギュラーとして出場しながら、昭和薬科中学に合格した子がいます。簡単ではありませんが、「二兎追う者が二兎を得る」ケースもあります。
つまり、「強い意志」と「実行力」があれば、「両立」は不可能ではありません。ただし、それらが生徒本人以上に親に求められることを忘れないで下さい。