中学1年のスタートダッシュが成功のカギ
今月は3回目のつぶやきです。いよいよ新年度を迎えるにあたって、新中1のスタートダッシュがいかに大切かをお話しします。
中高一貫の中学に進学される場合、公立中に比べ授業のレベルが高く、その進度が速いことは誰もが知るところでしょう。しかし、合格したことに胡坐をかいてしまったり、受験で燃え尽きてしまったりと、だれもが順風満帆にスタートを切れるわけではありません。また、こういうケースは親にも油断があり、受験の時はよく勉強していたから大丈夫だろう、という過信が見受けられます。高校受験がなく、奮起するきっかけもないままに、6年間成績が下位に低迷…、なんてことは想像したくもありませんよね。合格された今だからこそ、「勝って兜の緒を締めよ」ではないでしょうか。
公立中に進学される場合、中学受験経験者は大変有利です。勉強する習慣が身についているので、学校の勉強や宿題もさほど苦にならないことでしょう。ただし、最も大切なことは、スタートで良い結果を出させることです。一般的に二学期制の公立中の場合、定期テストは6月頃に実施されます。ここで、必ず良い成績を取らせて自信を持たせましょう。私の経験上、スタートがうまく行った人は、ほぼ3年間上位の成績を維持します。しかし一方で、学校の成績だけで満足しているようでは中高一貫校の人たちに差をつけられるばかりです。将来、彼らと競うためにも、より高いレベルの学習を中1から始めなければいけません。
中高一貫校は6年、公立中は3年、同じメンバーと競うことになります。いずれにしても、学校で一度決まったヒエラルキーが簡単に崩れることはありません。とにかくスタートが肝心なのです。
中学スタートの最初の1年、いや、最初の半年が勝負です!