第74回 「食べ物の好き嫌いは受験に不利?」

「食べ物の好き嫌いは受験に不利?」

 

3月1日、いよいよ屋宜塾の新年度がスタートします。ありがたいことに、今年も昨年を上回る新入塾の応募を賜りました。ご入塾頂きました皆様、そしてご支援頂きました皆様には心より御礼申し上げます。

 たくさんの新しい塾生を迎えることは、大きな喜びでもありますが、1年で最も緊張する場面でもあります。「屋宜塾楽しい」と言ってもらえるよう、今から鏡の前で猛特訓です。

 ところで、今回は一風変わったテーマを取り扱ってみました。タイトルを見て「食べ物の好き嫌い」と「受験」がどう関係あるのか、と訝しく思われた方も少なくないでしょう。しかし、一説によると、「食べ物の好き嫌い」の多い子は、「お勉強」でも得意なものしか取り組まない傾向にあるそうです。ひと昔前の大人は、口を揃えて「好き嫌いはだめ」と叱りました。給食で残している子がいると、食べ終わるまで何時間も放置されるなんてこともあったくらいです。こういった昔の指導の是非は置いといて、受験勉強の好き嫌いは、それだけで相当不利になります。何としても克服させないと、後々合否を左右するかもしれません。

 ご承知の通り、受験は総合力の勝負です。一芸に秀でている必要はありません。したがって、受験に強い子は、得意科目があるというよりは、不得意科目がないことが特徴です。たった1点差で合否が決まることもあるなか、1点を多く取りに行く努力をするよりは、1点を無駄に失わない努力の方が、合格には確実であり、近道でもあります。苦手科目の克服には、短時間でいいので、毎日継続して取り組むことを心がけましょう。そのうち、きっと苦痛ではなくなりますよ。

 皆さんのお子さんには偏食がありませんか?食べ物もお勉強も好き嫌いをなくして、少しずつ克服していきましょう。